本記事はパッチ1.65時代に書かれたものです。パッチ1.66で調整の入ったvetruvianのbbs(*パッチ1.65時代はrushとターン終わりの自壊効果を持っていた)など、現在の環境とは異なる部分が多々あります。
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原文http://managlow.com/how-to-tech/
「Scientist’s Lab: How to “Tech”」
はじめに
テックカードはあなたのデッキを一味変えるスパイスです。たった少しのスパイスが、対戦相手のゲームプランを粉砕してくれるでしょう。テックカードを用いる上で重要になってくるのは、メタの移り変わりやプレイするランク帯でよく使われるカードを把握しておくことです。この記事では、テックカードの品定めの仕方や現在のメタで使われるテックカードについてお教えしようと思います。テックカードを使う上で3つの注意点
テックカードを正しく使うには知っておくべき約束事が3つあります。たとえ、どんなデッキどんな相手だろうが重要になってくることです。
まず1つ目に、対戦の記録をとることです。duelyst trackerもしくはメモといった形で、対戦相手や自分が使ったデッキとその勝敗を付けていきましょう。集めた情報をもとにデッキをカスタマイズしていきましょう。
2つ目に、対戦相手の勝ち筋は何かを考えることです。例えば、Cassyvaデッキであれば勝ち筋となるカードはShadow Novaでしょう。経験や知識から相手のデッキを予測することが不可欠です。
対戦相手のデッキを予測する
相手のデッキを予測するには3,4マナ帯のカードに注目しましょう。例えば、対戦相手がEmerald Rejuvenator(*パッチ1.65時代は4マナ3/3召喚時に自generalを4回復だった)を出してきたなら、相手はレートゲームに強いデッキだということが推測できます。対戦相手がvetruvianであるなら、Aymara healerやdominate willなどの専用カード、PandoraやRed Synjaなどのneutralカード、更にはBlindscorchとZen’ruiの強力なコンボが入っている可能性が高いです。
そして今から語る3つ目が一番大事です。メタの中心にいるデッキにはどういったカードが有効か考えることです。
もし、対戦相手のデッキが除去で時間稼ぎしつつ強力な大型ミニオンで勝つゲームプランだと予想できるなら、盤面は取れなくてもライフを削るのに特化したカードが有効になってくるでしょう。
またより具体的な例として、相手のsonghaiが1つ前のターンに「Bloodrage Mask→Mana Vortex→Heaven’s Eclipse」と動いてきて盤面には何もいないと仮定します。abyssianをつかう4ターン目の今のあなたの手札は「Sunset Paragon, Hollow Grovekeeper, Dark Transformation, Shadow Nova 」だったとします。こちらの手札のカードはどれも相手のspell songhai相手には役立たずで一方的に嬲られて負けてしまうでしょう。
このように、対戦前から勝敗が決するということは珍しくありません。
以上3つの点を心がけるようにしましょう。
テックカードとメタ
月ごとのカード調整や新規カードによってメタも変わっていくのでそれに応じてテックカードを選んでいく必要があります。現在Diamond,S-rank帯でよく見かけるgeneralはZirix, Argeon, LilitheでRevaも増加傾向にあります。しかし、より重要なのはCassyva, Faie, KaraといったgeneralがS上位の多くを占めているという事実です。これらのgeneralは柔軟性がありメタられにくい強みがあります。
また、多くのデッキのゲームプランが、カードバリューを捨ててでも相手のライフを素早く削り切ることに特化しています。なぜこういったゲームプランが増えたかというと、脅威となるミニオンを適切な除去手段を都合よくドローして対処するよりも、generalのライフを25点削る方が簡単だからです。 対処手段でよくあるdispelについてZirix, Argeon, Lilitheといったgeneral達を見てみると、ZirixやArgeonのSiphon Energy,Sun Bloom等の採用枚数は2枚以下で、lilitheにいたってはdispel0枚がざらです。そういったカードの代わりに採用されるのがRepulsor Beastです。
最適なテックカードを選びぬく
3コス以下のカードを眺めてみると、思っていたよりも魅力的な顔ぶれが揃っています。Venom Toth, Crimson Oculus, Sworn Avenger, Bastion, Mirkblood Devourer。これらの華麗な役者の中からどれを選ぶかの決め手は、特定マッチをひっくり返す力を持っているかどうかです。例として、対vetruvianでのVenom TothとCrimson Oculusを比較してみます。vetruvianの主なミニオン除去手段は、Saberspine TigerもしくはBBS + Dunecasterといった方法でしょう。これらの除去手段に対してVenom Tothは倒されてしまいますが、Crimson Oculusは耐えることができます。Crimson Oculusはスペルや武器で殴るなど直接的な除去に弱いですが、vetruvianの主な除去手段はミニオン依存なのでその生命力が勝ります。一方Venom Tothは除去されつつも、敵generalのライフを削ることで一矢報いることができます。
生き残れば相手への脅威になり得るCrimson Oculusか、敵generalのライフをリーサル圏内に近づけるVenom Tothのどちらを選ぶかは現在のメタをよく見て、よりあなたのデッキの勝利に結びつくものを選択していきましょう。
おわりに
今の環境では、あまり使われないカードを採用した独創的なデッキと当たることも多いです。たとえどんな相手に当たったとしても、相手の思惑をいち早く読み取り適切なカウンターを放つことができれば負けることはないでしょう。
環境メモ
neutralでよく見かけるカード
neutralでたまに見かけるカード
TheScientistとMANAGLOWの紹介
TheScientist・・・ラダーキング。2,3月連続1位フィニッシュ、4月5位、5月2位とおそろしく強いお方。
TheScientistのtwitter https://twitter.com/2arcscientist
MANAGLOW・・・Envybaerを代表にGrincherz, TheScientist, MaSer, CCalmify, Lyvern, Nowayitsj, Wagnozac, Ryvirath, ZoochZ, Wintermu7e, Mogwaiの計12人のトッププレイヤーが集まってできたチーム。自前のサイトでガイド記事やメタレポート「MANARANKS」を発表中。
初回メタレポート発表から半日も経たない内に中型パッチ1.66が当たるという、ある意味不運な事件の被害者。
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