大会の録画
Day1 https://www.twitch.tv/playduelyst/v/100687068
Day2 https://www.twitch.tv/playduelyst/v/100915161
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↓ここからhumansの記事
原文 https://www.reddit.com/r/duelyst/comments/5ctypy/grandmaster_humans_here_with_my_tournament/
皆さん初めましてhumansと申します。来年の世界選手権につながるOctober Monthly Qualifier Tournamentで優勝することができました。今大会で使用したデッキとその考えを記したのでどうぞご覧ください。
現環境
まず間違いなくrevaが環境topです。この現状に対してrevaは対策すれば何とかなると言う人もいますが、そういったアンチrevaデッキを使いこなせたとしてもrevaを使いこなす相手には勝率55%とれるくらいです。逆に自分がrevaを使えばそれなりなプレイングでも勝率70%を超えることも可能です。revaのカウンターデッキとして私が考え詰めたのは、Slow LyonarとSlow Control Faieの2つでした(他にWall Kara等いくつかカウンターデッキを考えたものの試行段階だったので除外しました)。
cassがreva対策になるという人もいますが、cassを対策したrevaで簡単に倒されます。
また別の人は、Aggro/Tempo Lyonarがreva対策になると言いますがその意見は半分不正解です。「回復・除去・dispel・巨大ミニオン・divine bond」これら全てのカードをデッキに詰め込むスペースがAggro/Tempo Lyonarにはありません。revaの型は多彩なのでどれかが欠けてしまうAggro/Tempo Lyonarではどうしても対応できない型が出てきてしまいます。
まあ結局のところrevaはみんな使ってくるし対策もしてくると考え、実際この大会のtop8はrevaを使っています。
コンクエスト方式のデッキ構成について
今大会のフォーマットはコンクエスト方式でした。hearthstoneをやっている時に100大会ほど出場しそのほとんどがコンクエスト方式でした。あるトーナメントサイトのレーティングで数か月ほど1位を経験したこともあります。コンクエスト方式ではいくつか重要な戦略があります。よく知られているのが「カウンター」という最も使われている(最も強い)デッキを基準にした考え方です。例えばじゃんけんのグーが一番使われているならパーデッキを3つ持ち込めばいいという考えです。この3パー戦略は相手がグーを持って来なかったら破綻する危険性やグーが強すぎてパーでも負けることがあったりするのがカードゲームです。
次に重要なのが負けた試合からデッキ構成の弱点を探ることです。前回パーを持っていってチョキに負けたのなら今度はグーを3つ持っていけば前回と同じ負け方はしません。これはチョキに対して一貫性のある構成と言えます。とはいえ今度はパーに負けるので何回も試行錯誤して穴をできるかぎり少なくしましょう。
私がベストだと思うデッキの選び方は、その環境で強いデッキを上から順に3つ持っていくやり方です。しかし、その環境の深い理解と知識が必要なので、この選び方をあまり使えていません。
各デッキの選出理由とカードの説明
Broken AF Reva9月当初の評判はまずまずだったものの、次第に構築が詰められていき環境topに上り詰めたのがrevaです。先月のS-rankやトーナメント優勝者もrevaを使っています。
karaのnerfパッチが当たる直前に私が注目したのはnowayitsJが作ったこのrevaデッキでした。直後にnowayitsJのデッキもSabrespine Sealがパッチでnerfされデッキ枠が3枚分空いたので、Kataraを1枚,Mist Dragon Sealを2枚代わりに入れデッキを回してみました。karaの脅威が無くなったこともあり、nowayitsJのデッキを私なりに調整したこのデッキは活躍しました。また使っていくなかで手札が枯渇し息切れすることも分かったので、Tusk Boarを1枚Heaven's Eclipseに代えました。他にも様々なデッキ調整を試したものの現在のリストが万能に対応できしっくりきました。
このデッキはプレイングが難しいのであなたが気軽に使ってみてもそんなに勝てないでしょう。ただ、使いこなせれば高い勝率を叩き出せるポテンシャルがあると自負しています。
近いうちにrevaは何らかの方法でnerfされるでしょう。
Control Faie
先月の月末ラダーでは10位以内の上位陣がControl FaieやRevaをよく使っていました。 revaが使われるのはまあ当たり前の話ですが、Control Faieはそのrevaに有利なデッキとして注目されていたからです。Control Faieが有利をとれるのは、Gravity WellやSnowchaserの処理が苦手で、Hearthsister+BBSやChromatic Cold, Cryogenensis等の除去がreva相手に有効だからです。
revaを殺すためのデッキなのでrevaの型に合わせてこのデッキも進化してきました。初期に有名だったのはpanndajjが使っていたkronやzenruiが入っていたデッキでした。そしてkronやzenruiのnerf後注目したのは、urlsweatshirtが使用し10月に6位フィニッシュしたcontrol faieです。
このurlsweatshirtのデッキを私なりに今大会に向けて更なる調整を施しました。dioltasの代わりにすぐprovokeの役割を果たせるPrimus Shieldmasterを採用し、Azure HeraldをHealing Mysticの代わりに入れました。なぜAzure Heraldを選択したかというと、healing mysticでミニオンを回復対象に選択する機会がこのデッキでは無いうえに、アタック値は低いもののHealing Mysticよりヘルスが1高いので生き残りやすくAspect of the FoxやMountainの起点にしやすいと考えたからです。また、L'kianを一枚Zenr'ruiに代えました。zenruiは5→6マナになったものの今でも十分仕事するカードです。
こうしてできた私のデッキは、cass相手が絶望的な相性でvaathやaggro argeonが苦手なものの、それ以外の相手には勝てるデッキに仕上げています。
Aggro Argeon
私が一番プレイできていない陣営はlynorです。とはいえ、大会でも何度か使用し勝率もそれなりにあります。
コンクエスト形式の項で述べたようにカウンターの考えに則るならば、lynorの型はslow lynorを選択しrevaメタの一貫性ある構築をすべきでしょう。しかし、先月のラダー中旬にminimaxerがaggro argeonで1位をとっているのを見てその考えが揺らぎました。私もaggro argeonを試しに使ってみたところ高順位をとることができました(ちょうどrevaとfaieが流行る直前の時期です)。また、kevinforstephanieというプレイヤーも同じリストで10位以内にマークしているのを見てaggro argeonの強さを確信しました。
先月のラダーについて今一度説明すると頂点にrevaが鎮座し、次点にfaieとaggro argeonが、そのすぐ背後にcassが控えていました。そういった中でなぜcassではなくaggor argeonを選んだかというと、argeon, cass共にreva, faie相手にはどちらもそれなりに善戦できます。しかし、aggro argeonとcassで直接対決させるとaggro argeonが圧倒的に有利なためaggro argeonを選択しました。
また、aggro argeonとcontlrol faieがそれぞれアグロとコントロールなので、デッキ構成の一貫性を考えた相手の予測を狂わせる効果もあります。例えばaggro argeonを初手に出せばアグロを3つ並べて轢き殺す構成だと思わせ、逆にcontrol faieを初手に出したならslow lynorを入れたrevaをガンメタした構成だと勝手に思ってくれるかもしれません。
こうしてaggro argeonを持っていくことを決め次に行うのがデッキ調整です。貧弱な2マナミニオンが多いと思ったのでflameblood warlockとprimusu fistを一枚ずつ減らし、dispelと除去も十分あったのでLightbenderも一枚抜きました。そうして3枚空いた枠にL'kian, Silverguard Knight, Repulsor Beastを一枚ずつ入れました。
おわりに
ここまで読んでくれてありがとうございます。twitter https://twitter.com/humansHS
twitch https://www.twitch.tv/humanshs/
Discord humans #FixReaperofthe9Moons#1695
↑ここまでhumansの記事
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↓ここからssdrwh0の記事
決勝でhumansに敗れ去り惜しくも準優勝になったssdrwh0も記事を投稿してくれていたのでそちらも紹介しておきます。
原文 https://www.reddit.com/r/duelyst/comments/5cutpy/almost_grandmaster_ssdrwh0_with_his_tournament/
先月のseason qualifierはベスト8で敗退し辛酸をなめたので、今回は2週間かけてデッキ構成をさらに練ってきました。
考え詰めた結論として、先月よりも防御的,コントロール寄りなデッキ構成になりました。なぜそうしたかというと、アンチreva(アンチアグロ)を主眼により遅い環境になると予想したからです。
デッキ
cass
cassyvaはあいかわらずアグロデッキの大半に有利で除去は十分かもしれないと考え、dark transformationの代わりにnether summoningを入れました。dark transformationを抜いたことで当初は若干不安に感じたものの結果的に良かったと思います。とはいえ、nether summoningは使える瞬間が限られたカードなので、決勝でも敵ミニオンを倒せずnether summoningを活かせない場面がありました。
cassにはfastyva型もありますが実戦経験が足りないので端から私の選択肢にありませんでした。
reva
revaはZayneが使っていた安定性よりも爆発力のある型を選択しました。 能動的に優位性を築いていける点を評価しました。
Onyx Bear SealはKelainoやAbyssal Juggernautsのような厄介なミニオンがターゲットです。
vaath
MandrakeとPandoraが入っている以外はsibonのコントロールデッキを基にしています。Silithar elderやMetamorphosisがnerfされる前の全盛期magmarに深い思い入れがあったので、vaathの選出は正直なところ好きなgeneralを持ち込んだ側面もあります。rust crawlerやcrossboneはvaathが苦手とするマッチアップを何とかするために入れました。
おわりに
優勝したhumansのようにアグロとコントロールどちらも見れる構成を目指したものの、対コントロールに寄せすぎてしまったことを大会を通して痛感しました。何か気になることがあれば気軽に質問してください。
0 件のコメント:
コメントを投稿